「何度言っても字がマスからはみ出してしまう」「小さいマスだと、書く前から嫌がって鉛筆が止まる」——そんな姿に、つい焦ってしまうことはありませんか。
でも、それはやる気の問題ではなく、マスのサイズがその子に合っていないだけかもしれません。
このページでは、文字を大きく書ける「大きなマス目ノート」を無料で配布しています。まずは「書けた!」という成功体験から、書字の土台を一緒に作っていきましょう。
おおきな マス目ノート プリント


「大きく書く」練習を始める前に知っておきたいこと

そもそも、なぜ多くの子が「マスからはみ出す」「字が小さく潰れる」のでしょうか。文字を書くという行為は、目で見た形を捉える視知覚、手や指を細かく動かす微細運動、そして「どこにどう書くか」を組み立てる空間認知が同時に働く、とても複雑な作業です。
発達がゆっくりな子や手先が不器用な子、書字につまずきやすい子は、この複数の処理を一度にこなすことに大きな負荷がかかります。市販のノートの小さなマスは、その負荷をさらに押し上げてしまうのです。
だからこそ、まずはマスを大きくして「成功できる枠」を用意してあげることが第一歩になります。声かけも、できていない部分を指摘するより、できた部分を具体的に拾うのが効果的です。
「マスの中に入ったね」「最初の点がきれいに打てたね」と、結果ではなく過程をほめてあげてください。逆に「もっと丁寧に」「はみ出さないで」という言葉は、本人がいちばん苦しんでいる部分なので避けたいところ。
書く前に「ゆっくりでいいよ、一画ずつね」と声をかけるだけでも、力みが取れて線が安定します。また、こうした特性を持つ子には、道具の力を借りるのも有効です。
鉛筆をうまく握れず筆圧が安定しない場合は、太くて握りやすい三角軸のくもん こどもえんぴつを使うと、それだけで線がぐっと書きやすくなります。
さらに、書くときに紙が動いてしまう子にはすべり止め下敷きを敷くと、紙が固定されて文字が安定し、はみ出しが減ります。
マスが大きいうちに正しい運筆の感覚をつかんでおくと、後で小さなマスへ移行したときの確かな土台になります。
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