「お話を作ってみよう」と原稿用紙を渡したら、鉛筆が止まったまま動かない。何を書けばいいか分からず、結局親が言ったことをそのまま書き写すだけ……そんな経験はありませんか。
実は作文が難しいのは「書く力」より前の「文を組み立てる力」がまだ育っている途中だから。
このプリントは、絵を見て色分けカッコを埋めるだけで、自分の力で一文が完成する設計です。
えをみて おはなしを つくろう プリント


文づくりプリントを始める前に知っておきたいこと

絵を見て文を作る、というのは大人にとっては当たり前の作業ですが、実は子どもの頭の中ではいくつもの工程が同時進行しています。
絵から情報を取り出し、それを言葉に変換し、助詞でつなぎ、語順を整える——このすべてをワーキングメモリの中で組み立てる必要があるため、一気にやろうとすると情報が溢れて手が止まってしまうのです。
「ちゃんと見て書いて」と促しても進まないのは、見えていないからではなく、頭の中で抱えきれる情報量を超えているからです。
このプリントでは、緑のカッコが文全体の枠、橙のカッコが中に入る要素、と色で構造を見える化しています。
声かけはまず緑から進めてください。「緑のカッコは何を入れるところかな? 絵の中で動いている子はだれ?」と一段ずつ。
橙に進むときは「橙のカッコには『なにを』が入るね。
女の子は何をしているかな?」と、入れる情報の種類を毎回はっきり言葉にしてあげると、子どもは「カッコの色=入れるものの種類」という対応に気づいていきます。
書けたら必ず「読んでみよう」と声に出させてください。
声に出すと助詞のおかしさに自分で気づけます。
このように「絵→言葉」への変換に時間がかかる子には、書いて消せるホワイトボードが強い味方になります。間違いを恐れず何度も書き直せること自体が、文づくりの試行錯誤を引き出すからです。
また、絵から要素を取り出す練習をもっと積みたい場合は、写真絵カードを使って「だれが・なにを・どこで」を口頭で言う遊びを日常に挟むのがおすすめです。
プリントに入る前のウォームアップとして使えば、書く負荷がぐっと下がります。
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あわせていっぽ:国語
今回のプリントとあわせて取り組んでみましょう!






