「きょう、なにしたの?」と聞いたとき、話が行ったり来たりして順番がわかりにくくなること、ありませんか。
「はじめに」「つぎに」「さいごに」——この3つのことばは、日常の会話でも学習の場面でも土台になる大事な語ですが、意味がふわっとしたまま使っている子は少なくありません。
このプリントは、絵カードを見ながら3語を段階的に体験できるよう、A4×3枚・全6プリントに分けて設計しました。書く量を最小限にして、まず「意味を知る」ことに集中できる作りです。
じゅんばん ことば プリント


順番のことばを教える前に知っておきたいこと

順番を表すことばで手が止まりやすい理由の一つは、ワーキングメモリ(頭の中で情報を一時的に保っておく力)への負荷です。
「はじめに」「つぎに」「さいごに」の3つを頭の中で保持しながら、絵の内容と対応させ、さらにマスに書き込む——これは大人が想像する以上に同時処理の要求が多い作業になっています。
特に難所は「つぎに」です。
「はじめに=最初」「さいごに=最後」は位置で覚えられますが、「つぎに」は前後の出来事があって初めて位置が決まる相対的な語だからです。
実際、2コマの絵では「つぎに」が最後に来て、3コマの絵では真ん中に来ます。
この位置の動きを体験してもらうため、1枚目の上下2プリントは対になる設計にしています。上だけで終わらせず、必ず下まで続けて取り組んでみてください。
上だけだと「つぎに=おわり」で誤って覚える可能性があります。
手が止まったときは、3つ同時に考えさせないのがコツです。
いちばん最初の絵だけを指さして「これって、いちばん さいしょ?」と聞くと、判断の対象が1つに絞れます。
「つぎに」で悩んでいたら「はじめの あとに するのは?」と、前の絵を手がかりにさせる声かけが有効です。
もし3枚目の下段問題で手が止まったら、それは重要な情報です。
絵の並びをわざとシャッフルしてあるので、位置で覚えて解いていた場合にここで手が止まります。
「できなかった」ではなく「今どこまで理解しているかが見えた」という枠組みで受け止めて、前のプリントに戻ってあげてください。
視覚優位(耳よりも目からの情報のほうが入りやすい特性)のお子さんには、順番そのものを「見える化」するツールを併用すると理解が定着しやすくなります。
日常の場面を並べ替えて遊べる絵カードは、プリント前後の口頭活動と相性がよく、「今日 なにしたの?」の会話にも自然につながります。
書く前に「話す・並べる」段階を挟むことで、順番の概念が体に入っていきます。
これができたら、次は「じゅんばんに かこう ─ てじゅんを つくる」にチャレンジ!「はじめに・つぎに・さいごに」の3語を、今度は自分で手順やスケジュールを書き込む枠として使う練習です。
3語の意味を知る段階から、3語を使って自分で構成する段階へと進みます。
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あわせていっぽ:国語・ことば
今回のプリントとあわせて取り組んでみましょう!





