「7はあと3で10」「8はあと2で10」――10の合成は、くり上がりのたし算やひき算につながる、算数のとても大切な土台です。でも、いざ問題にしてみると「あれ?」と止まってしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
数字だけで「あといくつで10?」と聞かれても、頭の中でイメージしにくいお子さんは少なくありません。特に、まだ数の量感(数のかたまりとしての感覚)が育ちきっていない段階では、数字=記号としてしか捉えられず、計算がただの暗記になってしまうこともあります。
このプリントは、10匹の動物を「ぬる→のこりを数える→あわせていくつ?」という流れで進めていきます。手を動かしながら、目で見て、10という数のまとまりを体感できる構成です。算数が苦手なお子さんも、ぬり絵感覚で取り組めますので、ぜひ気楽に使ってみてください。
あと いくつで 10 プリント


10の合成(あといくつで10)に取り組む前に知っておきたいこと

このプリントは全部で6枚構成です。前半5枚は「くま・うさぎ・かえる・ぶた」など10匹の動物が並んでいて、指定された数だけぬっていきます。最後の1枚は、たして10になる数字どうしを線で結ぶ「点つなぎ」になっています。同じ「10の合成」を、ぬり絵と点つなぎという2つの方法で確認できる流れです。
「あといくつで10?」でつまずくお子さんの多くは、頭の中だけで数を操作することが苦手です。これは、ワーキングメモリ(情報を一時的に保持しながら処理する力)の負荷が大きいから。数字を見て、引き算して、答えを出す――この一連の流れを、見えない頭の中だけでやろうとすると、どこかで情報が抜け落ちてしまいます。
特にASD(自閉スペクトラム症)やLD(学習障害)の傾向があるお子さんは、抽象的な数の概念より、具体物(実際に目で見える、触れるもの)のほうが理解しやすい場合があります。10匹の動物を実際に見ながらぬることで、「7ひきぬった」「のこりは3ひき」が一目で分かるんですね。
声かけは、お子さんが手を止めたタイミングで「ぬったのは何匹?」「ぬっていないのは何匹?」と一つずつ確認してあげてください。「7と3で10だね」と最後にまとめると、合成の関係が頭に残りやすくなります。決して「もう習ったでしょ?」と急かさないことが大切です。
プリントだけで足りないなと感じたら、ブロックやおはじきなどの具体物を併用するのもおすすめです。10個のかたまりが手元にあって、実際に動かせると、数の感覚はぐっと育ちます。100均のものでも十分ですし、お家にあるおもちゃやお菓子でも代用できますよ。
最後の点つなぎプリントは、ぬり絵で身につけた感覚を、数字だけのレベルに少しステップアップさせる練習です。「8と何で10になる?」と頭の中で考えるのが難しければ、上のページの動物のプリントに戻ってもOK。行ったり来たりしながら、ゆっくり定着させていきましょう。
10の合成がしっかり身につくと、このあとの「くり上がりのたし算(9+4など)」がぐっと楽になります。9+4を「9はあと1で10、だから4を1と3にわけて、10と3で13」と考える――この“10をつくる”発想の土台が、まさにこのプリントです。
焦らなくて大丈夫です。1日1枚でも、週に2〜3回でも、お子さんのペースで進めてみてください。「できた!」を積み重ねることが、算数を好きになっていく一番の近道だと思います。
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