「お話は読めているのに、いつ・どこ・だれを聞かれると手が止まってしまう」——そんな様子に、もどかしさを感じたことはありませんか。
文章から必要な情報を見つけ出すのは、実は思っている以上に頭を使う作業です。
このプリントは、第1弾へのリクエストにお応えして作った第2弾。動物たちの6つの短いお話から、「いつ・どこ・だれ」の3つのヒントを探す読解ワークです。選ぶことから始められるので、無理なく一歩ずつ進めます。
いつ・どこ・だれ2 プリント


「いつ・どこ・だれ」さがしの前に知っておきたいこと

お子さんが「いつ・どこ・だれ」を探すのに時間がかかったり、答えを取り違えたりすることがあります。これは決して読めていないわけではありません。
文章を読みながら必要な情報を見つけ、それを一時的に覚えておき、選択肢や解答欄と照らし合わせる——この一連の作業は、脳のワーキングメモリ(短期記憶)をいくつも同時に使う、とても負荷の高い処理だからです。とくに複数の情報を一度に扱うのが苦手なお子さんや、注意がほかに向かいやすいお子さんにとっては、「どこを見ればいいか」が分からなくなりやすいのです。
そんなときは、まず安心できる声かけから始めましょう。「ぜんぶ覚えなくていいよ。お話のなかにヒントがかくれているから、たんていさんになって見つけよう」と伝えると、記憶ではなく“探す”課題に切り替わり、ぐっと取り組みやすくなります。
詰まってしまったら、「色のついているところをもう一回見てごらん」「だれがお話の主役かな?」と、いちばん見つけやすい『だれ』から誘導してあげてください。
なお、3枚目の「しょうご」はお昼の12時のこと。「ごはんもたべずに」というヒントや、絵の時計が12時を指していることから推測できる仕組みです。日常であまり使わない言葉なので、「お昼の12時のことだよ」と一言添えてあげると安心です。
こうした“目で見て探す”学習は、視覚的な手がかりがあると安定しやすいお子さんと特に相性が良いものです。たとえば、動物が主人公の短編絵本で「いつ・どこ・だれ」を一緒に確かめる遊びを取り入れると、プリント以外でも自然に読解の力が育ちます。
また、記述式の解答欄に書き込むのが負担になりやすいお子さんには、握りやすい鉛筆グリップや濃いめの鉛筆など、書くハードルを下げる文具がおすすめです。
「書く」ことに気を取られて読解への意欲が下がってしまうのは、もったいないからです。
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