「4月から2年生だね!」と声をかけたとき、うれしそうにするどころかだんまりになってしまった——そんな経験、ありませんか。
「なかよくできるかな」「じっとすわっていられるかな」「わすれものをしないかな」。
言葉にできないまま胸の中でぐるぐるしている不安は、本人にも見えていないことがほとんどです。
見えていないものは、整理できません。整理できないから、漠然とした恐怖になります。
このプリントは、そのぐるぐるを「見えるかたち」にするSSTワークです。書かなくていい。選ぶだけでいい。
最後には「こまったらこう言えば大丈夫」という小さな自信を手に入れて、4月を迎えられるよう設計しました。
こころの じゅんび プリント


新学期は楽しみ?それとも……

進級前に「なかよくできるかな」「わすれものをしないかな」と心配してしまうのは、予測・見通し機能に負荷がかかりやすいタイプの子に特に多く見られます。
これは性格の弱さでも、準備不足でもありません。「まだ経験していない出来事」に対して脳が過剰に警戒反応を起こしている状態で、叱っても励ましても根本的には解決しないのはそのためです。
必要なのは「何が起きるかを事前に整理し、困ったときの行動パターンを頭に入れておくこと」です。
まずは1枚目の「たのしみ探し」から始めてください。
最初に不安の話を持ち出すと防衛反応が出やすいため、まず「給食、何食べてみたい?」と選択肢を指差しながら会話を広げます。
笑顔が出てきたところで、2枚目の「しんぱいなこと」に進みましょう。
このとき大切な声かけは、「心配してもいいんだよ」という明示的な許可です。
「なんで不安なの」ではなく「これ、当てはまるかな?一緒に見てみよう」と選択肢を一緒に読み上げてください。
書字が苦手な子でも、指を指すだけで意思表示ができます。
○がたくさんついても決して否定せず、「そっか、これが気になってるんだね」とそのまま受け取るだけで十分です。
3枚目の線むすびは2段階になっています。2枚目で「こたえ方の型」を覚え、3枚目で定着させる設計です。
ここでは正解を教えることよりも、「このセリフを言えば先生が助けてくれる」という体験モデルを頭にインストールさせることが目的です。
「もしトイレに行きたくなったら、このプリントに書いてあること言えばいいよ」と、実際の場面と結びつけて伝えてあげましょう。
最後のまちがいさがし(①窓の桜・②表情・③机の鉛筆の3つ)は、①で気持ちの読み取り、③で「忘れ物」という不安テーマと遊びを結びつける構造になっています。
学習のご褒美でありながら、プリント全体のSST的なテーマを静かに締めくくる仕掛けです。
なお、不安が強い特性を持つ子に対しては、日常的に気持ちを「外に出す」習慣をつけることが長期的なセルフマネジメントの基盤になります。
このプリントで使った「選択肢から選ぶ」方法を日常に取り入れるツールとして、感情ラベルと表情が一致したビジュアルカードが有効で、感情カードのような、机上に常備できるコンパクトなカードセットと組み合わせると、プリントで得たスキルが実生活に般化しやすくなります。
また、名前記入マスの書き込みに困難を感じるお子さんには、太めの三角軸鉛筆を使うなど、組み合わせてご活用ください。
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