日記や作文で「もっとくわしく書いてみよう」と声をかけても、お子さんの手が止まってしまう──そんな場面はありませんか。
「何をどう足せばいいのかわからない」というのは、ことばの知識が足りないのではなく、「ことばを足す」という操作そのものにまだ慣れていないだけかもしれません。
このプリントでは、修飾語(かざることば)の中でも「名前をくわしくすることば」にしぼり、線つなぎ→えらぶ→書くの3ステップで、書く前の理解からていねいに積み上げていきます。まずは書かなくてOK。「わかった!」の手ごたえから始められるプリントです。
かざる ことば プリント


かざることばに取り組む前に知っておきたいこと

修飾語の問題でお子さんの手が止まるのは、「ことばの意味がわからない」からではなく、「どのことばを・どこに足すか」という操作の手順にまだ慣れていないことが多いです。
大人は無意識に「あかい りんご」のように名前の前にことばを置きますが、子どもにとっては「ことばの順番にルールがある」ということ自体が新しい発見です。
このプリントの1枚目には「うごく りんご」「しかくい りんご」という”ちょっとへんな”選択肢をあえて入れてあります。
「りんごがうごくって変だよね!」と一緒に笑いながら取り組むと、「合うことば」と「合わないことば」の感覚が自然につかめます。
1枚目の下段では「あかい りんごを たべた。」と「りんごを あかい たべた。」を比べる問題があります。
ここはぜひ声に出して読んでみてください。
「りんごを あかい たべた……あれ、なんかおかしいね?」と耳からも違和感に気づけると、語順のルールが体感として入りやすくなります。
文を目で追うのに集中力を使うお子さんには、読んでいる行だけが見えるリーディングトラッカーを使うと、視線が安定して取り組みやすくなります。
2枚目は絵と文をマッチさせる問題で、2問とも同じ形式にしてあります。
1問目でやり方がわかれば、2問目は手順を考えるコストがゼロ。
「さっきとおんなじやり方だよ」のひと声で安心して取り組めます。
3枚目でいよいよ「書く」活動に入りますが、上段は「おおきな」「ちいさな」の2択から選んで書くだけなので、ゼロから考える負荷がありません。
「絵をよく見てみて。このぞうさん、おおきいかな?ちいさいかな?」と絵に注目させる声かけが効果的です。
下段は選択肢なしのチャレンジ問題ですが、「いろやかたちを考えてみてね」とヒントを出してあげてください。
書くこと自体に時間がかかるお子さんには、持ち方が安定する太軸の三角鉛筆を用意してあげると、書くことへのハードルがぐっと下がります。
このプリントは「わかる→えらぶ→書く」の順に負荷が上がるように構成されています。
3枚目がむずかしいと感じたときは、1〜2枚目をくり返すだけでも十分です。
「ことばを足す」感覚が少しずつ身についていきます。
ふだんの生活でも「このりんご、どんなりんご?」「どんないろかな?」と声をかけてみてください。
プリントの中だけでなく、日常の会話がかざることばの土台になります。
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あわせていっぽ:国語
今回のプリントとあわせて取り組んでみましょう!





