「だれが?」「どうする?」――学校のワークでこの問いが出てくると、急に手が止まってしまう。
そんな場面に心当たりのある方は多いのではないでしょうか。
主語と述語は文の骨組みですが、色がついているわけでも、目印がついているわけでもありません。
文のどこを見ればいいのかが分からないまま、なんとなく答えを書いてしまう子も少なくありません。
文が長くなり、語の数が増えるほど、迷いも大きくなります。
このページでは、主語・述語を学ぶプリントを2種類ご用意しました。
ステップ1は短い文から答えを書き出す記述式、ステップ2は絵を見て点でつなぎ、そこから自分の文をつくる構成です。
今のお子さんの様子に合わせて、取り組みやすいほうから始めてみてください。
主語・述語 プリント




主語・述語の学習を始める前に知っておきたいこと

ステップ1は、設問の形をあえて固定した記述式のプリントです。
「先生がおはようと言った」の主語、同じ文の述語、といったように、同じ文で主語と述語を続けて問う形にしました。
設問の形が毎回変わらないので、「何を聞かれているのか」を読み取る負担が減ります。
文と解答欄の間には、「は/がをさがす」「どうする?で言い切る」といった探し方のヒントを入れてあります。
答えが分からないときにヒントへ戻れるので、手が止まったまま終わることが少なくなります。
扱う文はすべて短文なので、読むこと自体に力を使いすぎません。
ステップ2は、A4一枚に同じ題材の二問が並ぶ構成です。
1問目は絵を見て、主語と述語を線でつなぐだけ。2問目は同じ絵を使って、主語を選んで自分の文をつくります。
見る・つなぐ・書くの順に進むので、書くことへの負担が一度に来ません。
主語と述語が分かりにくいのは、覚えていないからとは限りません。
文を読みながら「どの言葉に注目するか」を決め、それを覚えたまま探す――この二つを同時に行う必要があるからです。
頭の中で一時的に情報を保っておく力(ワーキングメモリ)に負担がかかりやすく、文が長くなるほど注目する場所を見失いやすくなります。
そのため、この2種類のプリントでは「探す手がかり」を紙面の上に残しています。
ヒントの文字、線でつなぐ二つの点、絵という具体物。
頭の中だけで処理せずに済むようにすることで、考えることそのものに力を向けられます。
取り組むときの声かけは、答えを教えるより「どこを見るか」を示すほうが伝わりやすくなります。
「『は』か『が』はどこにあるかな」「さいごの言葉を読んでみようか」「だれのことをお話ししている文だろう」
答えが書けたら、「〇〇が、△△する」と主語と述語をつなげて一緒に声に出してみてください。
文の形が耳から入り、理解が安定します。
ステップ2の作文問題では、いきなり解答欄に書き始めると、書き直しの負担で手が止まってしまうことがあります。小さなホワイトボードをメモ代わりに使うと、何度でも書いて消しながら文を組み立てられます。
消しゴムで紙が黒くなる心配もありません。
また、一段階できるたびに「できた」が目に見える形で残ると、次に取り組むときの気持ちが軽くなります。
ごほうびシールのように、貼るだけで進み具合が分かるものは、続けるための小さな支えになります。
2種類のうちどちらから始めるかは、お子さんの様子で選んでいただけます。
文を読んで答えを書くことに抵抗がなければステップ1から、書くこと自体に負担があるようならステップ2の点つなぎからでかまいません。
順番どおりに進める必要はありません。
1日2問ずつ、音読する→ヒントを確認する→答えを書く→声に出して確かめる。
この流れを短時間で繰り返すだけでも、理解は少しずつ安定していきます。
全部やりきることより、取り組めた分を認めることを大切にしてみてください。
主語=だれ・なに、述語=どうする。この二つがつかめると、作文や読み取りの土台がぐっと安定します。
まずは無料のプリントで、「分かった」を少しずつ積み重ねていきましょう。
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あわせていっぽ:国語
今回のプリントとあわせて取り組んでみましょう!






