「ことわったら きらわれちゃう!」って、ドキドキしながら全部「うん」って言っちゃう子、いますよね。
かと思えば、「やだ!むり!」ってぽんっと言ってしまって、あとから「しまった〜」となることも。
「どうして上手く伝えられないんだろう」と心配になりますが、断ることもお願いすることも、練習しないと身につかない立派なスキルです。
「こういう場面では、こう言えばいい」というセリフをあらかじめ知っておくと、子どもってびっくりするくらいスムーズに使えるようになります。
このプリントは、日常のあるあるシーン×選ぶ→考える→書くの流れで、楽しみながらことばの引き出しを増やせる設計にしました。
一緒にやってみましょう!
ことばの えらびかた プリント


ことわれない・頼めない子に今日からできる声かけと使い方

「なんでこんな簡単なことが言えないの?」
──ちょっと待ってください!
実はそれ、ぜんぜん「簡単」じゃないんです。
ASDの特性がある子は、場面ごとに「どう振る舞えばいいか」の文脈を読み取ることがとても苦手です。
「断ったら嫌われる?」「頼んでいいの?」という不確実さが処理しきれず、結果としてフリーズしたり、なんでも「うん」と言ってしまったりします。
ADHDの特性がある子は逆に、気持ちが口より先に飛び出して「やだ!」と言ってしまい、後悔するパターンが多く見られます。
どちらも、やる気や思いやりの問題ではありません。
脳の情報処理の仕組みが、そうさせているだけなんです。
ここをまず、支援者自身が腑に落としておくことがとても大切です。
今回のプリントは、1枚目の「選ぶ」から始まる設計にしています。
「どっちがいい?」という2択から入ることで、正解を一から考えなくていい安心感が生まれます。
不安傾向の強い子にとって、「まず選ぶだけでいい」という入口の低さはとても重要です。
プリントを始める前に「断ってもいいんだよ」「ことわることは、じぶんをまもること」と一言添えてあげてください。
このひとことが、取り組みへのハードルをぐっと下げてくれます。
2枚目の記述問題では、「さそってくれて ありがとう。でも」という書き出しがすでに印字されています。
声かけのポイントは、「やさしく断って」という抽象的な指示をやめることです。
代わりに「『ありがとう』はもう書いてあるよ。次に何を言えばいいかな?」と、目の前の書き出しを手がかりに次の一言を引き出すと、子どもはぐっと動きやすくなります。
「ありがとう」を最初に言う型を体で覚えると、日常場面にも自然に転用できるようになります。
3枚目のセリフ並び替えは、「何を言うか」だけでなく「どの順番で言うか」まで考える問題です。
これはASDの子が特に苦手とする、伝達の構造を組み立てる力を育てます。
正解を教える前に「まずどれを言ったら、はるとさんはわかってくれるかな?」と一緒に考える時間をとってみてください。
答えよりも「考えるプロセス」を楽しむのが、このステップの使い方です。
また、このような特性を持つ子には、場面をビジュアルで即座に確認できる絵カード教材との組み合わせがとても有効です。
「あのカードと同じ場面だね」と橋渡しするだけで、問題場面のイメージが一気につかみやすくなります。
このようなカードを手元に置いておくと、プリント学習と日常場面の両方で活躍してくれます。
ことわる・お願いするということは、日々の繰り返しの中で「上手く言えた!」という体験を積むことが何より大事です。
正解不正解にこだわらず、「ことばを選ぼうとした」こと自体をまず褒めてあげてください。
書くことへの抵抗が強い子は、口頭で答えるだけでも十分。
書字に困難がある子には、握りやすく力が安定しやすい鉛筆を使うと「書く」より「考える」ことに集中できます。
書くことを補助してくれるこのような商品は、SSTプリントとあわせてそろえておくと心強いアイテムです。
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