「今日のにっき、何を書けばいいかわからない」——お子さんがプリントの前で固まっている姿を見ると、つい「何でもいいから書いてみて」と言いたくなりますよね。
でも「何でもいい」が一番難しいのが、子どもの頭の中の仕組みです。
このプリントは、まず”ひとこと”だけ書くことからスタートできる日記テンプレート。たった1文で「書けた!」の経験を積み重ねることで、書くことへの気持ちのハードルがすこしずつ下がっていきます。
ひとことにっき プリント


ひとことにっきに取り組む前に知っておきたいこと

日記を「難しい」と感じるお子さんの背景には、ワーキングメモリの特性が関わっていることがあります。
「今日あったこと」を思い出しながら、それを文章の形に変換し、さらにひらがなを正しく書く——この3つを同時にこなす必要があるため、どこかのステップで処理が追いつかず手が止まってしまうのです。
大人にとっては自然な一連の流れも、子どもの脳にとっては複数のタスクを一度にこなすようなものだと捉えてみてください。
このプリントが「ひとこと」に量を絞っているのは、まさにこの負荷を減らすためです。
書く量を1文にすることで「何を書くか」だけに意識を向けられる環境をつくっています。
取り組むときは、「今日いちばんたのしかったことは何?」とひとつだけ質問してあげてください。
お子さんが「ブランコした」と答えたら、「じゃあ”ブランコをした”って書いてみよう」とそのまま1文にする手伝いをするだけで十分です。
そこに「もっと書きなさい」と量を求めるのではなく、「書けたね!」と1文を完成できたこと自体を認める声かけが、明日も書こうという気持ちにつながります。
何を書くか思いつかない日が続くようであれば、きもちを言葉にするための視覚的なサポートを手元に置いてあげると会話のきっかけがつくりやすくなります。
感情の種類がイラストで一覧になっているカードなどがあると、「今日はどのきもちに近い?」と指さしで選ぶところから始められるので、言葉が出てきやすくなります。
また、鉛筆を持つこと自体に疲れを感じやすいお子さんの場合は、握りやすい太軸の鉛筆やグリップ補助具をあわせて使うと、手先の負担が減り書く内容のほうに集中しやすくなります。書く量が少ないこのプリントとの相性がよいので、ぜひ試してみてください。
書くことへの抵抗感は、「自分にもできた」の積み重ねで少しずつやわらいでいきます。まずは”ひとこと”から、お子さんのペースで続けてみてください。
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今回のプリントとあわせて取り組んでみましょう!






