「しらべる」と「たしかめる」。
「見る」と「ながめる」。
似ているのに、どこがちがうのかを説明しようとすると、大人でも少し言葉に詰まります。
動詞の意味は、説明を読むだけではなかなか身につきません。
その言葉が使われる場面と結びついて、はじめて「こういうときに使うんだ」と分かるからです。読むことにまだ力を使っている段階では、長い説明文そのものが負担になることもあります。
このページでは、動詞の意味を場面から読みとるプリントを2種類まとめました。
①イラスト付きの短い物語から意味を推しはかるもの、②秋の身近な場面で似た動詞を使い分けるものです。
どちらも解答つきなので、印刷してそのままお使いいただけます。
言葉の意味(動詞) プリント
① 物語から読みとる(3枚)


② 秋の場面で使い分ける(3枚)


動詞の意味を学ぶ前に知っておきたいこと

①「物語から読みとる」は、約200字の短いお話を読み、その中に出てくる動詞の意味を選択肢から選ぶ形式です。
手がかりになるキーワードは色を変えて強調してあるので、どこを見ればよいかが分かりやすくなっています。
②「秋の場面で使い分ける」は、絵が表す様子から推測し、キーワードを探して意味をまとめる、という小さなステップで進みます。
2択問題の中のキーワードには背景色をつけました。
見えにくい場合は、蛍光ペンでマーキングする、色ペンで枠をつけるなど、加筆してご利用ください。
動詞は、名詞とちがって形が見えません。
「りんご」は絵にできますが、「たしかめる」は動きと目的がセットになった、少し抽象的な言葉です。
物の名前にくらべて、動作や様子を表す言葉がゆっくり育つのは、この抽象性が理由のひとつになります。
もうひとつは、作業記憶(頭の中に情報を一時的にとどめておく働き)の負担です。
文章を読みながら意味を推測するとき、子どもは「文字を音に変える」「意味をつなぐ」「選択肢と照らし合わせる」を同時に行っています。
読むこと自体にまだ力を使っている段階だと、内容を考えるところまで力が残りません。
文字数を約200字までに抑えていること、キーワードに色をつけていることは、どちらもこの負担を減らすための工夫です。
読む量を減らした分だけ、「意味を考える」ことに力を向けられるようになります。
選択肢で迷っているときは、「どっちが正しい?」ではなく、「お話の中で、この人は何をしていた?」と場面のほうに目を向けてもらってください。
答えそのものではなく、手がかりのある場所を示すほうが、次の問題にもつながります。
キーワードの色分けが弱いと感じたときは、太めのカラーペンで囲んでしまうのが手軽です。
消せるタイプなら、同じプリントを何度でも使い分けられます。
似た動詞をならべて比べたいときは、イラストと例文の部分を切り取ってカードにする方法もあります。
ラミネートしておけば、机の上で並べかえながら比べられるので、ちがいが見えやすくなります。
答え合わせのあとには、「この言葉、ほかにはどんなときに使えそう?」と一言添えてみてください。
別の場面でも使えるかどうかが、その言葉が本当に身についたかどうかの目安になります。
1日1〜2問、10分ほどでも十分です。
仕上げに親子で別の例文を作ってみると、覚えた言葉が使える言葉に変わっていきます。
お子さんのペースで、言葉の世界をゆっくり広げていってください。
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あわせていっぽ:国語
今回のプリントとあわせて取り組んでみましょう!



